アンテナ支線を張る金具(リング)がサビればアンテナ支線が抜けてアンテナが倒れる
- アンテナ工事部材の違い画像は、アンテナ取り付け後10年程度経過した塩害対策用支線リングと普及型支線リング(塩害対策用の溶融亜鉛メッキ仕様になっているが、参照画像のサビ方)のサビ方の違いで、塩害被害対策仕様支線リングの耐久性の高さが、屋根の上に取り付けたアンテナがその後放置されても耐久性の高さを保つ事が出来る要因の一つになってます(長い年月屋根上に放置されるアンテナをアンテナ支線で支える重要部分:普及型支線リングは、鉄製でアンテナ支線を支える部分が抜ける事がある:アンテナが倒れる原因)
- 各アンテナ工事会社でアンテナ工事金額が異なるのは、同じ工事部材、アンテナの建て方、仕上げ方が違うので、誰がやっても同じにはならない
アンテナを建てる土台になる屋根馬
- アンテナを支える土台になる屋根馬の部材仕様により耐久性は違う(アンテナ工事後15年以上経過した普及型屋根馬と亜鉛メッキ塗装屋根馬のサビ方の違い)
- *サビ方の違いは一目瞭然、アンテナ工事部材の違いでアンテナ自体の耐久性は大きく変わる(経年劣化で屋根馬が腐食してアンテナが倒れる原因にもなる)
- 以前にもアンテナ工事施工ブログで記事(アンテナ設置調査・アンテナ工事相談で紹介)にしましたが、各アンテナ工事会社でアンテナ工事自体の考え方は様々で、価格競争をしなくなった会社の方が本当に希少だと実感してます
- 台風シーズン前の少し風が吹いている日に、ご自身で路上からアンテナを確認して、茶色に見える(サビている)、揺れている(アンテナ支線が緩んでいる)などをチェックして見て下さい(アンテナ建て替え工事はご自身のご判断です)
- アンテナが倒れて屋根、雨トヨなどを壊す以外に、近隣住宅、車などを傷付ける、歩行者にケガをさせてなどの2次被害もございます
無造作に雨トヨ金具にアンテナ支線を巻き付ける価格競争業者が増えた
- アンテナ工事費用の金額だけの比較でお客様がアンテナ工事を選ぶ事が多くなった事で価格競争が激しくなり、アンテナ支線を張る際、雨トヨ金具にアンテナ支線を巻き付けているアンテナ工事仕上げ方が普通になっている
- 屋根の上で強風に煽られるアンテナを支える大元が雨トヨ金具(プラスチック製などもあります)、台風などの風速50mの風圧に耐えられなければ、アンテナが倒れる際に雨トヨ破損の原因になる
- 本来ならアンテナ支線取り金具(ステーアンカー:支線止め)を新規に取り付けて、アンテナ支線張りを普通はしますが、お客様に見えない部分の作業が省かれているのが現状多くなった
- *雨トヨにアンテナ支線を巻き付ける工事をするアンテナ屋さんは、高さが違っても、やり方が同じケースが殆どです
アンテナを建てるポール(マスト:棒)は素材も太さも違うものがある
- アンテナ取り付けで使われるのが、ただの鉄管が一般的(価格が安価で耐久性などは無視:昔から使っているからの継続)ですが、塩害対策や耐久性を考えるアンテナ工事屋さんが使うのが「亜鉛メッキ処理アンテナマスト」
- 経年劣化で鉄管は茶色にサビでボロボロになるが、亜鉛メッキ処理アンテナマストは、薄っすらサビがのる程度(耐久性の違いでアンテナ使用年数が長持ち)
- 地デジアンテナ工事は、2mの高さで設置される事が多く、アンテナが倒れた際の威力は、2mの高さのアンテナが倒れた際の屋根の衝撃を「1」としたら、4mの高さのアンテナが倒れた際は「4倍」
- *高さが2倍の場合、2乗の「4倍」(風の煽られ方では、それ以上になります)
同じ様に見えるステンレスアンテナ支線の太さの違いで耐久性が大きく変わる
- 最近のアンテナ工事で使用されているステンレスアンテナ支線ですが、大きく分けると1.4㎜(少し柔らかく作業が早い)と1.6㎜(少し硬く弾けると眼鏡レンズに簡単に傷になる)2種類あります
- 然程大きな違いに思えない「0.2㎜の差(断面積の差)」ですが、1本の耐荷重は、1.4㎜が約60㌔、1.6㎜が約80㌔と20㌔もの強度に違いあり、異常気象下の台風の風速50m・風圧に耐える事を前提なら、1.6㎜ステンレスアンテナ支線でアンテナ工事をする事がベターな選択ですが、お客様が見えない屋根上作業、アンテナ工事部材価格・作業性優先で1.4㎜ステンレスアンテナ支線でアンテナ工事があるのも価格競争原理の悲劇か?
サビ難い亜鉛メッキ塗装処理壁面金具にも鉄板の厚み、硬度の違いはある
- 壁面取付アンテナ工事部材金具(サイドベース)は、アンテナ会社で様々な仕様の工事部材として販売されてますが、耐久性や強度に大きく違いがある
- *価格ドットコムで「アンテナ サイドベース」を検索、安いものから高いものまで300件以上が出て来ます
- 壁面取付金具(サイドベース)参照画像の破損したタイプは、塗装タイプ(最安値に近い部材)で鉄板も薄く、サビれば破損、曲がり、台風被害が多く出てる
- *標準仕様している亜鉛メッキ処理壁面金具(サイドベース)は、厚みもあり、耐久性が高いので推奨
台風後にBSが見れなくなった修理の大半は、アンテナ支線の張り方に問題がある
- BSアンテナが屋根上のアンテナと一緒に取り付けられる事は多いが、アンテナ支線4本で建てられると、BSアンテナ(中華鍋の様なもの)が強風で煽られ(台風なら傘すらさせない)アンテナが傾き、BSが映らなくなりアンテナ修理費用が掛かります(アンテナ修理になればアンテナ工事自体が2重負担)
- アンテナ工事費用だけを比較されるお客様に何が違うんだ?とご質問を頂きますが、屋根上にBSアンテナを一緒に取り付ける当社推奨は、上下2段8本アンテナ支線を張る事で2点軸を作り、強風・風圧をBSアンテナが受け続けてもアンテナが傾かない様なアンテナ工事仕様を推奨
- 神奈川県相模原市中央区田名 地デジ+4k8k対応BS混合工事 施工例をご参照
デザインアンテナは、なぜどこでも取り付け出来ないの?
- BSアンテナが屋根上のアンテナと一緒に取り付けられる事は多いが、アンテナ支線4本で建てられると、BSアンテナ(中華鍋の様なもの)が強風で煽られ(台風なら傘すらさせない)アンテナが傾き、BSが映らなくなりアンテナ修理費用が掛かります(アンテナ修理になればアンテナ工事自体が2重負担)
- アンテナ工事費用だけを比較されるお客様に何が違うんだ?とご質問を頂きますが、屋根上にBSアンテナを一緒に取り付ける当社推奨は、上下2段8本アンテナ支線を張る事で2点軸を作り、強風・風圧をBSアンテナが受け続けてもアンテナが傾かない様なアンテナ工事仕様を推奨
- 神奈川県相模原市中央区田名 地デジ+4k8k対応BS混合工事 施工例をご参照
配線接続接栓部分の防水処理不良
- 建物に設置されているアンテナ配線にアンテナ工事の際、取り付けたアンテナから配線を引き、配線接続しますが、各業者でアンテナ配線接続仕上げは様々
- 雨水に晒される場所に配線接続部分がある事が殆どで、防水処理がされているはずですが、アンテナ修理にお伺いすると理屈通りの防水処理仕上げでなく、配線内に雨水浸水して配線腐食してテレビが映らない原因になっている(人的ミス)
- 新築アンテナ工事から1年で起こる事もあれば7年程度経過して起こるアンテナ工事不良なので場合によっては保証対象外で、お客様の泣き寝入りのケースが殆どです(ブログによく書きますが「アンテナ工事は最初が肝心」)
- 神奈川県横浜市金沢区片吹 アンテナ修理 施工例をご参照
- アンテナ修理にお伺いして判明するテレビが映らない原因は、建物引き込み配線接続接栓部分の防水処理不足による雨水腐食、屋根の上の引き回し渡り配線不良、ブースター故障・不良の3パターンが最近は多くなってますが、テレビが映らないからアンテナ修理と思い込みがちの700MHz電波障害も起きてます
- *より詳しくアンテナ修理施工例でご紹介してます
将来性を考え細心の注意を考慮した仕上げ

- 細かなことではありますが、こんなことも基本テレビアンテナ工事仕様
- BSアンテナ工事では、コンバーターへの接続部の防水テープ、防水キャップの落下防止(2重防止)など、お客様の目が届かない部分も手抜き無く将来性を考えた仕上げ
- コンバーターには微弱電が流れております
- 器具の寿命を最大限にする工事をするのが、私のお仕事です
- 防水処理なども2重防水処理を考慮したサンドイッチコーキング(私が勝手に命名)を見えない所にも施工
- 細かい気づかいは、同業他社の手直し工事・家電量販店のクレーム処理を担当していた当社ならではの経験から生れた細心の注意義務工事仕様です
再利用可能部材、交換不要部品のご提案

- 地デジアンテナ工事(地上デジタル工事)料金は、追加工事料金もばかにはなりません
- ブースター工事、分配器交換など、思っていたよりも、費用が掛かりますので、当社では、ブースター再利用や使える分配器の交換などは、お客様とご相談の上、アンテナ工事費用を削減出来る部分はご提案させて頂いております
- お客様の為にならない無意味なテレビアンテナ工事料金追加、高騰を避けております
- 長年(30年)アンテナ工事をさせて頂いてきた業者として、耐久性の高い部材(高品質)で出来る限りの低価格のアンテナ工事をご提案させて頂いております
余談

- 1996年5月上旬に当社で行ったアンテナ工事です
- サビが目立つようになりましたが、歳月をまだ刻んでおります(撮影当時16年が経過しておりました)
- お気を付け下さいね。16年も経過したアンテナのポール(棒)は、サビだらけで、同じ年数が経過したポールでも、条件によってこれだけの違いが起こります
- 地上からアンテナを見上げて、茶色に見えるのは「サビ」、倒れて屋根を修理するよりも、アンテナ交換工事の検討をお勧め致します
- 実際にアンテナが倒れる原因で一番多いのが、「屋根馬」です。何かの時に、地上よりご確認頂けると幸いです
- ケーブルテレビなどで地デジ放送視聴へ変更され、屋根上設置されたテレビアンテナを放置される事は、出来る限り避け、早めのアンテナ撤去・処分をお勧め致します
- 台風などでアンテナが倒れた場合、ご自宅の屋根、瓦などの破損で屋根修理、補修費用が発生致します
- 倒れたアンテナが屋根から飛散、お隣宅を壊したなどの場合の2次被害発生でご近所トラブルの原因にもなりますので、一度ご確認してみては、如何でしょうか